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シミってどうしてできるの?どう対策したらいい?

最近、お客様とシミ対策のために飲んでいるサプリメントについて、お話する機会がありました。

シミってとっても難しくないですか?

今はレーザーでも取り除くことができますが、顔などの目立つ場所なこともあり、私は勇気が出ずにひたすら調べては行かず・・・・・・調べると出てくるんですよ。レーザーでシミを消すと、再発時に濃くなる、シミの量が増える、というデータが。

ただ、もう少し調べようと思ったので、今日は、少し知識共有をしておきますね。

 

シミが出来るメカニズムと皮膚の構造

私たちの肌は外部環境から身体を守る重要な役割を担っています。その肌の構造は大きく分けて、表皮、真皮、皮下組織の三層から成り立っています。シミは主に表皮におけるメラニン生成の過剰によって生じます。

皮膚の構造

  • 表皮

最外層であり、角質層や基底層が含まれます。基底層にはメラノサイトという細胞が存在し、メラニンを生成します。

  • 真皮

コラーゲンやエラスチンなどの繊維が豊富で、肌の弾力を保ちます。

  • 皮下組織

脂肪が主成分で、クッションの役割を果たします。

 

シミが出来るメカニズム

  1. 紫外線や炎症による刺激

紫外線や肌トラブルにより、表皮の基底層に存在するメラノサイトが活性化されます。

  1. メラニン生成

メラノサイトは、チロシナーゼという酵素を利用してメラニンを生成します。

  1. メラニンの蓄積

通常、肌のターンオーバーによってメラニンは排出されますが、加齢やストレスによりターンオーバーが遅くなると、メラニンが肌表面に留まりシミとなります。

特に加齢、ホルモンバランスの変化、外部刺激(紫外線や摩擦)による影響が大きく、シミの種類や症状によって治療法が異なります。



シミ対策に役立つと言われているサプリメント例

シナール(ビタミンC)

  • 特徴: 抗酸化作用が強く、コラーゲン生成をサポート。

  • 効能:

    • メラニン生成を抑制し、シミ予防効果。

    • 活性酸素の除去による老化防止。

    • 肌の透明感を向上。

  • 対応するシミ:

    • 日焼け後のシミ(炎症後色素沈着)。

    • 老人性色素斑。

トランサミン(トラネキサム酸)

  • 特徴: 抗炎症作用があり、メラニン生成を抑制。

  • 効能:

    • 肝斑などホルモン由来のシミに特に有効。

    • 炎症を抑え、シミの進行を防ぐ。

  • 対応するシミ:

    • 肝斑。

    • 炎症後色素沈着。

ユベラ(ビタミンE)

  • 特徴: 血行を促進し、抗酸化作用で肌のターンオーバーを正常化。

  • 効能:

    • 血行促進によるくすみ改善。

    • 抗酸化作用で老化防止。

  • 対応するシミ:

    • 血行不良によるくすみ。

    • 薄い色素沈着。

 

ヴィーガンの場合は、サプリメントも全て植物由来になるので、上のサプリメントの効能を、ヴィーガン仕様、さらに、化学合成を使わずに天然のものだけで代用するケースも考えてみました。

自然成分&ヴィーガンで上記のサプリメントを開発する場合にどのような植物を利用するのか

1. ビタミンC(シナールの代替)

  • 使用する植物:

    • アセロラチェリー: 天然ビタミンCの含有量が豊富。

    • カムカム: 抗酸化作用に優れ、美白効果が期待できる。

    • ローズヒップ: メラニン抑制と肌再生効果。

2. トラネキサム酸(トランサミンの代替)

  • 使用する植物:

    • 甘草エキス(リコリス): メラニン生成を抑制。

    • 桑の葉エキス: 美白効果と抗酸化作用。

    • ツボクサエキス: 肌の鎮静効果と色素沈着改善。

3. ビタミンE(ユベラの代替)

  • 使用する植物:

    • ヒマワリ種子油: 天然ビタミンEを豊富に含む。

    • アーモンド: 抗酸化作用が強く、血行促進効果あり。

    • ゴマ種子: セサミンが抗酸化と代謝促進に有効。

4. サポート成分

  • アスタキサンチン(藻類由来): 抗酸化作用で肌の老化を防ぐ。

  • グルタチオン(植物発酵由来): 肌の透明感をサポート。

  • 緑茶エキス: ポリフェノールで活性酸素を除去。



サプリメント開発、となると時間が必要になるので、今すぐ出来ることを考えてみたのが以下です。

ヴィーガンライフスタイルで、日々の食生活で上記のサプリの代わりや助けになるような食材案

1. ビタミンCを摂取する食材

  • アセロラジュースやスムージー。

  • 赤ピーマン、キウイ、イチゴなどの野菜・果物。

  • お茶はローズヒップティー。

2. トラネキサム酸の代わりとなる食材

  • 甘草茶や桑の葉茶を習慣化。桑の葉茶はサロンでも取り扱いがあります。

  • 抗炎症作用のあるターメリックやジンジャーを料理に取り入れる。

  • ツボクサ粉末をスムージーに加える。

3. ビタミンEを摂取する食材

  • ヒマワリの種やアーモンドをスナックとして摂取。ヨーグルトやサラダに入れても◎

  • アボカドやホウレンソウを食事に取り入れる。

  • ゴマをたっぷり使ったドレッシングやペースト。

4. 抗酸化作用を高める食材

  • ブルーベリーやブラックベリーなどのベリー類。

  • 日常的に飲んでいるコーヒーを緑茶に変更。

  • オレンジ、グレープフルーツなど柑橘類の摂取。

 

シミ対策や美白ケアは、長期戦です。

肌のターンオーバーも考慮して行うため、すぐに結果を期待できる訳では無いですよね。

 

だからこそ、日常的に、習慣的に出来ることを行っていく努力も必要なのかなと思います。