お客様との会話で
旦那さんがわかってくれないんです~
彼のことわからないです~
というような内容がしばしばあります。
私の場合、女性のお客様が多いので、男性脳の構造の話をさせていただき、男性を説得するには論理的に原因と解決法を証拠をつけて説明する必要があるかもしれません、とお伝えしたりしているのですが、今日は、男性脳と女性脳の違いについて深堀していきたいと思います。
男女の性格や反応の違いは、実は脳の構造やホルモンの影響によって説明できる部分も多いです。
そこで、脳の年齢ごとの変化、左右脳の特徴、さらに幼少期からの成長パターンの違いを深掘りし、日常に役立つ「男性脳」「女性脳」の特徴を見てみましょう。
1. 年齢別ホルモンバランスの変化と脳の影響
幼少期から思春期への変化
幼少期の脳は、男女ともにホルモンの影響は限定的です。成長ホルモンの分泌が中心で、脳は急速に成長し、言語や運動スキルが伸びていきます。しかし、思春期が近づくと、男女で分泌されるホルモンが異なり、それぞれに特有の脳の再編成が始まります。
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男性脳の特徴:男性ホルモンの一種であるテストステロンが急激に増加します。これにより、攻撃性や競争心が強まり、空間認識や論理的思考に関連する脳の領域が発達しやすくなります。行動面では、リスクを取る傾向が強くなり、探求心や冒険心が活発になるのも特徴です。
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女性脳の特徴:女性はエストロゲンの分泌が始まり、感情や共感に関連する脳のネットワークが発達します。社会的な繋がりや人間関係に強く関心を持つ傾向が強まるため、他者との共感力が高くなり、周囲との調和を重視する行動が増えることが多いです。
成人期(20代~30代)での男女差
20代から30代は、脳が成熟し、仕事や人間関係において自分らしい思考パターンが明確に現れてくる時期です。この時期は、ホルモンバランスの違いが日常生活において顕著な差をもたらします。
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男性の特徴:テストステロンにより、男性は目標達成志向が高まるため、問題解決能力や自己主張が強く現れることがあります。物事を論理的に考える傾向が強まるため、プロジェクトの計画や分析に優れるとされています。
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女性の特徴:女性はエストロゲンが豊富に分泌されることで、共感力や直感力が強化されます。言語的なコミュニケーションや、情緒的な理解力が高まるため、他者との関係構築が得意です。これは、職場や家庭での良好な人間関係にも影響を及ぼします。
中年期(40代~50代以降)の変化
中年期に入ると、男女ともにホルモンの分泌が低下し始め、脳の働きに違いが生じてきます。特に更年期を迎えることで、身体や精神面にもさまざまな変化が現れます。
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男性の特徴:テストステロンが減少し、感情的な反応が高まるとされています。これにより、男性は以前よりも共感的になり、他者の感情に敏感になる傾向があります。中年期に見られる「優しさ」や「落ち着き」は、この変化によるものとされています。
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女性の特徴:女性は閉経に伴いエストロゲンの分泌が大幅に減少し、脳の働きが一部鈍る傾向にあります。そのため、集中力や記憶力の低下が感じられる場合もありますが、一方で社会的な役割や家族との絆を再確認し、新たな生きがいを見つけやすい時期でもあります。
年齢によって、ホルモンバランスは変わってきますので、今までの自分や今の自分・相方さんと照らし合わせてみてくださいね。これらを心得て、コミュニケーションに活かすことも出来ますね。
さらに、左脳と右脳の違いや男女差についてもみてみましょう。
2. 左脳と右脳の違いと男女間の特徴
脳の左右半球には、異なる機能が備わっています。左脳は「言語」や「論理的思考」、右脳は「感情」や「創造性」に関与することが一般的に知られていますが、男女によって左右脳の連携の仕方にも違いが見られます。
左脳の機能と男女差
左脳は主に、論理的な判断や分析的思考、言語の処理を担当しています。男性は左脳が強く働く傾向があるため、論理的に考える力や数的処理、空間認識に長けています。
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男性の特徴:左脳優位のため、言語表現よりも空間的な情報処理を得意とし、数理的な思考や問題解決に向いています。また、左右の脳が分担して情報処理を行うため、集中力や作業効率が高いとされています。
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女性の特徴:女性も左脳を使いますが、脳梁が比較的大きいため、右脳との連携がスムーズに行われます。このため、言語と感情のバランスが良く、言葉で感情を表現することが得意です。人間関係の中での微妙なニュアンスを理解する能力が高いのもこの特徴に由来します。
右脳の機能と男女差
右脳は、感情の理解や直感、芸術的な発想に関与しています。女性は右脳の活動が強く、他者への共感力や感情的な理解力が高いとされます。
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男性の特徴:右脳の活動が相対的に少ないため、感情表現や共感能力が劣ると言われることもありますが、その分、状況を冷静に分析し、物事に一貫したアプローチを取ることが可能です。
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女性の特徴:右脳が強く働く女性は、直感的な判断や感情に敏感であり、対人関係において共感や細かな感情のやり取りを得意とします。これは人間関係の円滑化に役立つ能力であり、職場や家庭での調和を保つのに適しています。
左脳と右脳の違いも、とても興味深い内容だったと思います。
では、この違いはいつから見られるのでしょうか。私には、4歳の息子がいるのですが、私とは遊び方が全く違っていました。この違いは脳の構造の違いから来ている可能性がとても高いです。最後に、幼少期に男の子と女の子でどんな認識の違いが遊びにおいて見られるかを調べてみました。
3. 幼少期からみられる男女の違い
幼少期の脳と行動パターンの違い
幼い頃から脳の発達に男女の違いが見られることがあります。これには、社会的な影響もありますが、脳の生物学的な構造やホルモンの働きも関与しています。
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男の子の特徴:幼少期から空間認識能力が高く、物理的な遊びや挑戦する行動が好まれます。ブロックや車、建設的なおもちゃに興味を示すことが多く、動き回ることや冒険心が発揮されます。これは、成長ホルモンとテストステロンの影響で、リスクを取る行動に対する快感が強いからとされています。
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女の子の特徴:女の子は、幼少期から人間関係に対する関心が強く、人形やごっこ遊びといった他者と交流する遊びを好む傾向があります。また、言語の発達が早いことも多く、感情を表現しやすく、人と協調して遊ぶ能力が高いとされます。
リスクと探究心の違い
男の子は身体を使った遊びやリスクを伴う行動を好みます。これは、テストステロンの影響があると考えられており、挑戦的な活動をすることで脳が刺激され、達成感を得られるからです。一方、女の子はリスクよりも観察や対話を重視し、共感的な視点から周囲を理解する傾向があります。
男性脳と女性脳の違いは、日々の生活や人間関係において意識することで、相互理解を深める手がかりになりますね。私がお客様にアドバイスさせていただいた内容は、まさに、男女の脳の違いを表したものです。感情的な会話が得意な女性は、世間話が多く、論理的に問題解決を図る男性は、議論のような会話を好みます。
このことをふまえた上で男女がお互いを思いやりながら会話することが、とても大切なことだと思います。
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